もうすぐ12月。
そろそろ冬支度を始めなくてはいけない季節となりました。
今日はコートのお直しをご紹介します。
1. まずはウエストダーツでウエストを細くする所からスタートです。
もともとダーツはないデザインなので、前ダーツ2本、後ろダーツ2本を作って細くする事にしました。
あと、後ろ中心の縫い目を利用してウエスト部分を細くなる様に縫います。
何センチ細くするのか、コートを着てバランスを見ながら決定しました。
2. 次はポケット作りです。
脇縫い目を利用してポケットを作るので、ポケット袋が必要となります。
(今回は、アニマル柄を活かしたいので、アウトポケットはやめました)
裏につくポケット袋は裏地で2枚用意します。
内側になる方には、向こう布を付けます(画像参照)
脇の縫い代とポケット袋の縫い代を縫い合わせす。
その後、ポケット袋を2枚の周りを地縫いし、ロックミシンをかけます。
同じ要領で右ポケットを作ります。
一連の作業はどこかをほどかないと出来ないので、裾の一部をほどいています。
裏地があると見えない所ですが、ポケット袋を吊りテープなどで留めておかないと落ちてきてしまいます😥
そうすると中で、くしゃくしゃになり、しわができたり、表側がぷっくり膨らんだりするので注意が必要です。
3. 袖丈のお直しです。
作業をするにあたり、上画像の様にまず左袖の裏地の一部をほどきます。
ほどいた所から袖を引っ張り出します。
4センチ短くしたいので、元の縫い目から4センチ離れた所にミシンをかけます。
縫い代1センチに切り落とします。
上画像の様に袖端の縫い代を留めておかないと、出来上がり線がずれてくる可能性があるので、必ず留めておくのがおすすめです。
その後に、表に返してアイロンで整えます。
右袖も同じ要領で短くします。
4.次は着丈のお直しです。
まず、縫い代が4センチになる様10センチカットします。
裏地も10センチカットします。
後ろ中心にベンツがあるので左側と右側を分けて短くしていきます。
初めに、左見返しの所と、ベンツの所を裏から縫って短くします。
左裾縫い代と裏地を縫い合わせます。
左の裾が終わったら、右側の方も10センチ短くします。
裾全体にアイロンをかけて整えます。
着丈のお直しが終わったら最後に左袖の裏地を縫い合わせて閉じておきます。
↓ ↓
これで、お直しが完了しました🤗
コートやジャケットを慌てて出して「直しておけば良かった」と後悔しない様に、早めにチェックしておきたいものです。
少しでも、何かの参考になれば、嬉しいです。