Tさんのパンツが完成したので、ご紹介します。
今回は、既成のパターン利用ではなく、製図からスタートしました。
縫い方も、前ファスナーは比翼仕立て、ウエストは、インベル使用で、しっかりとした縫製になっています。
苦労した甲斐があり、完成したパンツは、Tさんの体型にピッタリと合っています。👏
🩳 🩳
この機会に、今日は、パンツのシルエットについて触れたいと思います。
「太って見えない様に、ゆとりを少なくしたい」と考えている方が多いようのですが、大事なのは、ゆとりではなく、全体のバランスです。
例えば、出ているお腹を目立たせたくない理由で生地がお腹に、ピタッと張り付いている場合があります。
又、出ているお腹から、真っ直ぐに裾に向かって生地が落ちている場合もあります。
どちらが、スッキリときれいに見えるでしょうか?
それは後者です。
何故なら・・・❓
パンツの中の人は、だいたい、こんな体型になっているからです。
これを想定してシルエットを決めていくのはとても大事だと思っています。
バックシルエットも、なるべく、お尻の出っ張りが、高い位置に見える様にするのが重要です。
それには、後ろダーツの長さが、関わってきます。
製図からスタートすると、こういう細かい内容が理解して頂けると思います。
皆さんも機会がありましたら、製図からスタートしてみてください。
Tさんは、ご自分のパンツの基本の型紙をお持ちなので、これを利用していろんなデザインにチャレンジできますね。
これからも楽しみにしています🤗